3/18オープン戦、福岡ソフトバンクホークス対横浜DeNAベイスターズは5-2でベイスターズが勝ちました。
この試合の大きなポイントは6回表です。
5回まで、完璧に抑えていた藤井投手のスタミナが切れ、4点を許しました。
そもそも、先発の意識というより中継ぎの意識で投げており、初回から150キロ後半のストレートを連発していたので、5回までゼロで投げ切っただけでも素晴らしいです。
今後は、先発の意識で長い回を目指すのではなく、ゼロで終わる回をできるだけ多くするというそのままの意識で大丈夫です。
NPBになって本格的な先発挑戦が初めてなので長い目で見るべきです。
徐々に6回7回まで投げられるようになり、いずれ完投完封できるエースになってくれればと期待してます。
栗原のバットが止まらない
この試合打線で目立ったのはいつも通り栗原選手でした。
オープン戦ながら、このチームは栗原のチームだと言われるような活躍を続けています。
守備ではエラーがあり課題を残したものの、打撃面は開幕してからが心配になるくらい、どの投手からも満遍なく打ってます。
開幕4番はこの選手で決まりです。
近藤選手、柳田選手、栗原選手と左が続く打線で右を挟みたくなりますが、これは致し方ないです。
侍ジャパンを見てもヌートバー選手、近藤選手、大谷投手、吉田選手、村上選手と左を5枚並べた布陣を組んでます。
実力が突出していれば左も右も関係ありません。
スターティングメンバー全員が左というパターンも十分考えられます。
アキラ、バヤシも調子良い
中村晃選手と上林選手もどちらも2安打を記録するなど調子をキープしています。
1番上林、5番中村晃となると侍ジャパンのように1~5番まで左のオーダーが完成します。
そして、忘れてはいけないのが周東選手と牧原選手の侍組です。
6番牧原、9番周東になれば左打線にまた一歩近づきます。
正捕手になるためには
今日のスタメンマスクは谷川原選手でした。
打席では三塁打を記録するなど、打力と足で魅せました。
しかし、2度の捕逸を記録するなど、先発藤井投手の独特な落差の大きいフォークボールを止めるのに苦労していました。
キャッチャーはまず捕ることが最重要事項です。
甲斐選手は肩ももちろん凄いですが、それ以上に後ろに逸らさないブロッキング技術が長けています。
数年前は「サファテのストレートと岩嵜のフォークを捕れるようになったら一人前」と言われていましたが、
今は「モイネロのカーブと藤井のフォークを捕れるようになったら一人前」です。
井上朋也のバットも止まらない
最後に二軍の試合で目立った選手を紹介します。
今日も井上朋也選手です。
4打数3安打1打点の活躍でした。
春季教育リーグの打撃成績が18打数7安打2四球 打率.389、出塁率.450、長打率.667、OPS1.117で、この状態をしっかりキープできています。
昨年は春季キャンプで猛アピールするもシーズンでは怪我もあり活躍できなかった。
今年は一度も一軍に呼ばれることなくキャンプを終え、この時期に調子を上げてきた。
この境遇は柳町選手に似ています。
柳町選手は昨シーズン、キャリアハイの成績を残しましたが、キャンプでのアピールはその前のシーズンの方が良かったです。
昨シーズンは開幕一軍が叶わなかったものの、二軍ウエスタンリーグで打ちまくり、栗原選手の大怪我で得たチャンスをものにしました。
井上選手は貴重な右打者なので、必ずチャンスはやってきます。
そのチャンスを活かすかどうかは井上選手次第です。
他にも右の大砲候補はいる
アストゥディーヨ選手と水谷選手がウエスタンリーグで本塁打を放ちました。
アストゥディーヨ選手は2試合連発です。
春季キャンプの頃のような振ればヒット状態になってきているとしたら、非常に楽しみです。
水谷選手はパワー&スピードという言葉がぴったりな選手です。
秋山幸二さんのような華やかな選手になってもらいたいです。
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