甲斐拓也の逆襲

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甲斐拓也選手についてとことん語ります。

甲斐選手は2010年ドラフト育成6位でホークスに入団。

同期にはドラフト1位で入団した山下斐紹捕手がいました。

球団としては、甲斐選手よりも斐紹選手を将来の正捕手に見定めていたことでしょう。

甲斐選手が3軍の試合で内野手としても出場しながらもがいている日々で、斐紹選手は一軍の試合に捕手一本で出場。

その差は歴然でした。

しかし、甲斐選手は地道にその差を埋め、いつの間にか捕手としての総合的な実力が一軍レベルに達していました。

甲斐選手が大きく脚光を浴びたのが2017年のオープン戦。

打って打って打ちまくり、打率は5割。

捕手とは思えない足の速さ。

守備練習の際、一人だけ異次元のセカンドスロー。

こんな選手がいたのかと当時は驚きました。

2011年~2016年は支配下登録を勝ち取ったりと良いこともありましたが、辛いことの方が多い6年間だったと思います。

それでも決して諦めず、着実に成長を遂げてきたということで感慨深いものがあります。

一軍の試合に出続けるようになってからも課題を克服していきます。

パワー投手からの信頼感です。

まさかシーズンで二桁本塁打を打てる選手になるとは思いませんでした。

投手からの信頼感という意味では、最初はスタメンで出ていてもベテラン捕手の高谷選手に9回の守備を明け渡す場面が目立ちました。

もうそんなことはありえません。

誰もが認める日本の正捕手です。

甲斐選手がこれから求めていくものは打率フレーミング技術です。

ホークスは四球数の多さが毎年指摘されています。

正直、これは投手の責任ですが、甲斐選手のキャッチングで1球でも多くストライクが増えてくれればと思います。

また、甲斐選手の打率が上がれば、打線がしっかり線になります。

当たってでも塁に出るという貪欲な気持ちが、試合に出始めた頃の甲斐選手にはありました。

侍ジャパンでもそのような繋ぐ意識でいけば、必ず打つ方でも貢献できます。

リードがどうとか、打つ方がどうとかそういう批判が甲斐選手にはありますが、そういうものをすべてエネルギーに変えて活躍するのが甲斐拓也という男です。

逆境になればなるほど熱くなる甲斐選手の成長を、これからも見届けていきましょう!!!

ただ誹謗中傷は絶対にNGです。

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