※この記事は2021年12月11日、Amebaブログで投稿した記事です。
前回までは投手の投球回数について掘り下げました。
投球回数の次は打席数です。
投手と同様に高卒、大卒、社会人・独立リーグに分けて発表します。
今回は高卒編です。
2002年~1993年の10世代分の通算打席数1位をまとめました。
2002年世代
来田涼斗 通算76打席
打率.211,本塁打2,OPS.588
2001年世代
紅林弘太郎 通算491打席
打率.228,本塁打10,OPS.600
2000年世代
小園海斗 通算684打席
打率.271,本塁打9,OPS.667
1999年世代
村上宗隆 通算1737打席
打率.268,本塁打104,OPS.926
1998年世代
坂倉将吾 通算789打席
打率.297,本塁打16,OPS.801
1997年世代
廣岡大志 通算665打席
打率.209,本塁打26,OPS.678
1996年世代
岡本和真 通算2412打席
打率.276,本塁打135,OPS.872
1995年世代
森友哉 通算3210打席
打率.294,本塁打94,OPS.849
1994年世代
鈴木誠也 通算3539打席
打率.315,本塁打182,OPS.984
1993年世代
近藤健介 通算3594打席
打率.308,本塁打44,OPS.843
このデータから分かることは次の通りです。
- 体が強い
- ロマンがある
- ショートは特別なポジション
- OPSランキング
- 総括
1. 体が強い
投手の投球回数と同様に、野手もいくら能力があっても体が強くないと多く打席に立てません。
2. ロマンがある
プロになる選手は総じてロマンがあります。
その中でも、光るものを持っていないと多く打席に立たせてもらえません。
実際、ここに載っている選手にはロマンがあります。
もうすでにチームの顔として活躍し、ロマンという言葉では語り切れない選手ばかりです。
3. ショートは特別なポジション
打撃成績を見渡した時に、少し見劣りするのがショートです。
それもそのはず、ショートは内野守備の要だからです。
打席数が多いということは、それだけ1軍の舞台で守備についているということなので、誇らしい数字だと私は思います。
巨人坂本選手のようなスーパーショートストップもいますが、彼はNo.1の選手なので比べてはいけません。
それで言うと、森友哉選手も守りの要である捕手で、これだけの打撃成績を残すのは常識を超えてます。
4. OPSランキング
最後に打席数もリーグも完全無視してOPSを1位から順番に並べました。
- 鈴木誠也 OPS.984 広島
- 村上宗隆 OPS.926 ヤクルト
- 岡本和真 OPS.872 巨人
- 森友哉 OPS.849 西武
- 近藤健介 OPS.843 日本ハム
- 坂倉将吾 OPS.801 広島
- 廣岡大志 OPS.678 巨人
- 小園海斗 OPS.667 広島
- 紅林弘太郎 OPS.600 オリックス
- 来田涼斗 OPS.588 オリックス
OPSは高ければ良い、低ければ悪いということは一概には言えません。
しかし、このランキングで上位の選手たちは、総じてクリーンナップを担っています。
現在OPSランキング1位は鈴木選手ですが、彼は来年からメジャーでプレーします。
同じ1994世代の高卒選手で鈴木選手の次に打席数が多いのが、千葉ロッテの田村選手(打席数2508,打率.227,本塁打17,OPS.599)なので村上選手が実質1位です。
5. 総括
このデータはチームの将来性を表すデータです。
世代の中で1番打席に立って結果を残している選手は、つまり世代No.1選手と言えます。
そんな選手を多く抱えていれば強くなるのは当然です。
抱えていないのならば、総合力で勝負しなければなりません。
また、このデータは怪我や不調、移籍によって毎年変化します。
投手の投球回数と同様に、毎年追い続けたいデータです。
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