その涙は未来への糧となる

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10/1ホークス対ライオンズは3-1でライオンズが勝ちました。

シーズンの最終盤に相応しい、素晴らしいゲームでした。

エースの千賀投手は中5日のマウンドで7回1失点にまとめる好投。

打線はなかなか得点が取れない中で、9回柳田選手の起死回生の同点ホームラン。

良い守備もたくさんありました。

しかし、優勝を決めることはできませんでした。

ライオンズの中で、いやパリーグの中で最もホームラン確率の高い打者山川選手にサヨナラホームランを許すという悔しい敗戦です。

山川選手がホームランを打つのとスコアリングポジションで滝澤選手にタイムリーが飛び出すのを比べた際に、確率が高いのは明らかに前者です。

それでも、山川選手と勝負するという選択をした。

優勝のかかる大事な場面でのこの選択は、藤井投手のこれまでの安定感、信頼感がそうさせました。

結果的に打たれてしまいましたが、藤井投手と海野捕手の若鷹バッテリーを責められません。

こういう場面で打たれた経験というのは、若鷹バッテリーにとって大きな大きな財産です。

今や正捕手の甲斐捕手もエースの千賀投手もこういう場面を何度も経験して一人前になりました。

「育てながら勝つ」のは本当に難しいことです。

新庄BIGBOSSは今シーズンを育成に全振りして、来シーズンに懸けました。

ホークスも今年はかなりの若い選手が一軍の舞台を経験することができて、さらに優勝を狙える位置まで来ています。

おそらく今日の試合勝つか負けるかは、今後10年を左右します。

2014年、柳田選手、今宮選手、中村晃選手が台頭しつつ、シーズン最終戦の10.2決戦で優勝を決めたことにより新たな時代が始まりました。

どんな結果になってもそれが実力なので納得しますが、勝って新時代を切り開いてくれることを期待しています。

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